sommer

夏はまた永遠に続くかのように振る舞っている。空気は濃厚で、幸せとほこりで少しベタベタしている。太陽はただ輝いているだけでなく、まるで拍手しているかのようだ。周囲は若さとボトルから直接飲む酒で賑わっている。ステージ、群衆、叫び声―どこで起こっているかは重要ではない。重要なのは「これだ」という感覚があることだ。ルイがカメラに収めるように、その瞬間を記憶に刻みたい。なぜなら、この8月が、まさに最後の、本当に気楽な月になるかもしれないからだ。そして、まだできるうちに、皆が抱き合い、葉が再び落ち始める時でも、お互いを失わないと約束するかのように。