Plazma

ここでは、星屑と夜明けの温かいアスファルトの香りが絡み合っている。それぞれの「もし」は後悔ではなく、新しい宇宙への垣根越えの飛躍だ。手のひらの傷跡はルートマップとなり、偶然に額に当たったボールは、突然「愛とは何か」を説明してくれる閃光となる。言葉や身振りは、プラズマの火花のように鎖から飛び出し、たとえ光年がそれを声に届かせるのを妨げても、さらに遠くへ飛び続ける。ここにあるのは、自分の手を握ることをやめたときに、人生が突然色づくという事実だ。