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説明
その歌はレモンの香りがする。しかし、レモネードのような香りではなく、舌を縛り、指にほろ苦い跡を残すような香りだ。ここでは愛と痛みは切り離せない:それらは、雨の染みがついた古い手紙のように、クローゼットから消えない匂いのように、記憶に留まっている。一行一行が、傘も持たずに濡れた道を歩くようなもので、家はとても遠くに感じられ、心はまだ、もうそこにはない光を探している。
この音楽は、たとえ最も暗い記憶であっても、そこに本当に大切な人がいたならば、それは大切なものになり得るという告白のように聞こえる。これは忘れようとする試みではなく、むしろ、過去をそっとしておいて、生きていくために、その痕跡を消さないでほしいという静かな願いだ。雨や喪失、レモンの苦味の中でも、それでもなお、かつては暖かさを与えてくれた、そして消えることはないだろうという光が、ちらちらと輝いている。
歌詞と翻訳
原文
夢ならばどれほど良かったでしょう。
いまだにあ なたのことを夢に見る。
忘れたものを取り に帰るように。
古びた思い出の埃を払う。
戻らない幸せがあることを。
最後に あなたが教えてくれた。
言えずに隠してた暗い過去も。
あなたが いなきゃ永遠に暗いまま。
きっともうこれ以上傷つくことなどありはし ないとわかっている。 あの日の悲しみさえ。
あの日 の苦しみさえ。
その全てを愛してたあなたと 共に。
胸に残り離れない苦いレモンの匂 い。 雨が降り止むまでは帰れない。
今でもあなたは私の光。
暗闇 で あなたの背中が震った。
その輪郭を 鮮明に覚えている。
受け止めきれないものと出 会う度。
溢れて止まないのは涙だけ。
何をしていたの? 何を見ていたの?
私の知 らない横顔で。 どこかであなたが今。
私 と同じような涙に暮れ寂しさの中にいるな ら。 私のことなどどうか忘れてください。
そ んなことを心から願うほどに。
今でもあな たは私の光。
自 分が思うより。
恋をしていたあなたに。
あれから思うように。
息ができない。
あんなにそ ばにいたのに。
まるで 嘘みたい。
とても忘れられ ない。
それだけが確か。
あの日の悲しみさえ。 あの日の苦しみさえ。
その全てを 愛してたあなたと共に。
胸に残り離れな い苦いレモンの匂い。
雨が降り止むまでは帰れない。
切り分けた 果実の片方のように。
今でもあなたは 私の光。