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説明
この歌では、春は自然の優しい目覚めとしてではなく、痛みゆえか、あるいは痛みにもかかわらずか、頑固で鋭いものとして描かれています。ここでは、翼、ツバメ、空など、飛翔を象徴するイメージが多く登場しますが、そのたびに、雨、血、別れといった重いものが付きまといます。飛び立つように呼びかけているようだが、まずは歯で縄を噛み切らなければならない。
すべてが、大人になることはお祝い事ではなく、偶然の過ちであるかのように聞こえる。気づかないうちに一歩を踏み出し、見知らぬ言葉や非難、そして永遠の「さようなら、100年後にまた会いましょう」という言葉に囲まれてしまった。それでもなお、頑なに前進する動き、ある種の無鉄砲な楽観主義がある。言葉が苦くても、メロディーはこう告げる:好きでも嫌いでも、飛ぶしかないのだと。
歌詞と翻訳
原文
どこから春が巡り来るのか
知らず知らず大人になった
見上げた先には燕が飛んでた
気のない顔で
もしもわたしに翼があれば
願う度に悲しみに暮れた
さよなら 100年先でまた会いましょう
心配しないで
いつの間にか 花が落ちた
誰かがわたしに嘘をついた
土砂降りでも構わず飛んでく
その力が欲しかった
誰かと恋に落ちて また砕けて やがて離れ離れ
口の中はたと血が滲んで 空に唾を吐く
瞬け 羽を広げ 気儘に飛べ どこまでもゆけ
100年先も憶えてるかな 知らねえけれど
さよーならまたいつか!
しぐるるやしぐるる町へ歩み入る
そこかしこで袖触れる
見上げた先には何も居なかった
ああ居なかった
したり顔で 触らないで
背中を殴りつける的外れ
人が宣う地獄の先にこそ
わたしは春を見る
誰かを愛したくて でも痛くて いつしか雨霰
繋がれてた縄を握りしめて しかと噛みちぎる
貫け 狙い定め 蓋し虎へ どこまでもゆけ
100年先のあなたに会いたい 消え失せるなよ
さよーならまたいつか!
今恋に落ちて また砕けて 離れ離れ
口の中はたと血が滲んで 空に唾を吐く
今羽を広げ 気儘に飛べ どこまでもゆけ
生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ
さよーならまたいつか!