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説明
まるで夕べ自体が、現実がどこで終わり、記憶がどこから始まるのか忘れてしまったかのようだ。空気は雨の前みたいに重く、言葉は何か壊れやすいものを壊すのを恐れているかのように静かだ。この歌の中では、光も音も息も、すべてが溶けていく。ただ、誰かがそばにいて、今はその笑い声の温かな影だけが残っているという感覚だけが残る。
音楽は、ガラスを流れる水のように流れ、それぞれのコードには、少しの別れ、少しの希望、「せめてそうあってほしい」という気持ちが込められている。それは、心を痛めるのではなく、心を落ち着かせるような悲しみだ。なぜなら、すべての物語が終わりを迎えるわけではないからだろう。ある物語は、窓から見える夕焼けのように、静かに消えていくだけなのだ。
歌詞と翻訳
原文
沈むように溶けてゆくように
二人だけの空が広がる夜に
「さよなら」だけだった
その一言で全てが分かった
日が沈み出した空と君の姿
フェンス越しに重なっていた
初めて会った日から
僕の心の全てを奪った
どこか儚い空気を纏う君は
寂しい目をしてたんだ
いつだってチックタックと
鳴る世界で何度だってさ
触れる心無い言葉うるさい声に
涙が零れそうでも
ありきたりな喜びきっと二人なら見つけられる
騒がしい日々に笑えない君に
思い付く限り眩しい明日を
明けない夜に落ちてゆく前に
僕の手を掴んでほら
忘れてしまいたくて閉じ込めた日々も
抱きしめた温もりで溶かすから
怖くないよいつか日が昇るまで
二人でいよう
君にしか見えない
何かを見つめる君が嫌いだ
見惚れているかのような恋するような
そんな顔が嫌いだ
信じていたいけど信じれないこと
そんなのどうしたってきっと
これからだって いくつもあって
そのたんび怒って 泣いていくの
それでもきっといつかはきっと 僕らはきっと
分かり合えるさ 信じてるよ
もう嫌だって疲れたんだって
がむしゃらに差し伸べた 僕の手を振り払う君
もう嫌だって 疲れたよなんて
本当は僕も言いたいんだ
Ah ほらまたチックタックと
鳴る世界で何度だってさ
君の為に用意した言葉 どれも届かない
「終わりにしたい」 だなんてさ
釣られて言葉にした時
君は初めて笑った
騒がしい日々に笑えなくなっていた
僕の目に映る君は綺麗だ
明けない夜に零れた涙も
君の笑顔に溶けていく
変わらない日々に泣いていた僕を
君は優しく終わりへと誘う
沈むように溶けてゆくように
染み付いた霧が晴れる
忘れてしまいたくて閉じ込めた日々に
差し伸べてくれた君の手を取る
涼しい風が空を泳ぐように今 吹き抜けていく
繋いだ手を離さないでよ
二人いま 夜に駆け出していく