Ditinggal Begitu Saja

最初は、音楽をバックにささやくような声に聞こえる。でも、だんだんその言葉が、どこか痛々しいほど親しみのある何かを引き起こしていくんだ。説明もなくドアが閉められたときに残される、あの空虚さ。別れがあるべきだった場所に、残るのはただの間だけ。

それは、結局送られなかった手紙のように聞こえる。少しの誇りと、ほんの少しの絶望、そしてまだ口に出せるかもしれないという希望の海。メロディーは、心が普段飲み込んでしまう言葉を口に出そうとする間、手を握って支えてくれているかのようだ。

そして、静かなコードと繰り返される「ditinggal begitu saja」の間に、奇妙な感情が生まれます。それは、痛くもあり、また心地よくもあるような感情です。なぜなら、痛みさえも、何かが本物だったことの証拠だからです。

クリエイティブディレクター/監督：ダニ・エフェンディ

アートディレクター/ファッションディレクター：ディナル・レスタリ

監督アシスタント：イクバル・ルスティヤディ

楽曲・作詞：ダニラ、ラファ・プラトモ、オッタ・タレガ

ミキシング・マスタリング：ラファ・プラトモ

出版社：Laguland

発売：Laguland