Motorway

まるで夜が延々と続き、会話は結局交わされなかった。未言の空気で重苦しい空気が漂い、窓は曇り、スピーカーからは静かでゆっくりとした音が流れている - - その音は、悲しみではなく、まだ無関心でもない、そんな気分にぴったりだ。ただ家に帰りたい。住所としての「家」ではなく、安全な場所へ。証明したり、説明したり、涙や呼吸を我慢する必要のない場所。 この曲では、街は単なる背景ではなく、共作者だ。モーターウェイは、喧嘩後の思考のように曲がりくねっている。信号機は、恨みのリズムに合わせて点滅している。すべてはそのままのままだが、内部はまるで地震が起きたかのようだ。誰かが黙り込み、誰かが相手が先に謝るのを待っている。この無言の旅には、最初のメッセージから最後の曲がり角まで、二人の関係の全歴史が詰まっている。 とても静かで、とても力強い曲。大声で鳴らないけど、長く心に残る曲の一つ。