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この曲は、逃げていく空気を捕まえようとする試みのように聞こえる。二度と戻らない、でもそれでも最後まで、大声で、振り返らずに生き抜きたいと思う瞬間だ。反対方向に走る群衆も、情報過多で世界が狂ってしまったような感覚も、本当に大切なのは自分を見失わないことだという思いも、ここにある。

音楽は、立ち上がって、たとえ最初からでも、またやり直す力があるなら、転ぶことは怖くないことを思い出させてくれる。ここには完璧さはない。ただ、生き生きとして、騒々しく、不完全な人々が、両手で人生を貪欲に掴んでいるだけだ。そして、この不器用な「もっと私たちを」という渇望には、誰にも消せない、真昼の都市の叫びのような、とても誠実な何かが聞こえる。

制作：DB4管理

企画：ドミニク・ボルコヴィッチ、ミコワイ・マティアセック

監督：ミコワイ・マティアセック

撮影監督：ダミアン・マルジ

助監督：カシミル・ヴァルチャク

照明技師：ミハウ・コンデヤ

編集：ミコワイ・マティアセック

写真：ヴァネッサ・カチマレク

メイク：ユリア・コヴァルスカ

技術：ヤレク・ピチョット