Cantando Sem Voz

旅の途中で書いた手紙のようだ - - 膝の上で、バス停の間で、思い出の間に。少ししわくちゃで、少し遅れた。でも、とても正直だ。 ここですべてがすでに割れ、崩れ去ったように見えるが、人はそれでも進む - - 街を、記憶を、円を描いて。声も出ないほど歌っているのは、心がすでに歌い尽くされているから。残るのは希望だけ。それは「かもしれない」と「おそらく」の間に生きるような希望だ。 ここにはヒステリックなメランコリーはなく、ただ静かな「talvez」が繰り返されるだけ。なぜなら、ある感情は「ここ」や「今」ではなく、もしも別の生命、別の世界、別の道で…再び出会うことができたなら、という可能性に懸かっているから。